綴方教室-作文上達法

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綴方教室–作文上達法

戦前、むろん、第二次世界大戦だけど…最近は、湾岸戦争ですか?、などと聞かれる、
は作文のことを「綴り方」といった。
「綴方教室」という本がベストセラーになって、高峰秀子さんの映画にもなった。
下町の小学生を指導する教師が、書いたのだが、子どもたちの作品も多い。
当時、鈴木三重吉が主催する「赤い鳥」という投稿雑誌があり、それに掲載されるのが、たいそうな名誉だったのだ。
私も小学生2、3年のとき作文指導に情熱を燃やす教師に出会い、毎日の日記から始まり、2年間で百回位、作文を書いた。
神戸市の作文雑誌の「歯車」というのがあって、常連のようになった。
この先生の指導が、厳しくて、真っ赤に添削してほぼ原型をとどめない。
作文に書いた内容-出来事の追及も、ウルサク、いつ、どこで、だれが、などと聞きただされ、何度も書き直した。
今でも、夏休みの宿題には、課題作文、自由作文、読書感想文と、多くの中学生は三作品を提出する。
だが、いったい、国語教師のどれくらいが、赤ペン添削をしているだろう? せいぜい、見ましたハンコと、A、B、Cといった大雑把な評価だけである。
漢字、言葉遣いはもとより、内容まで、グサグサ、赤ペンを入れる情熱と、もっというと作文指導の知識見識がないのではないか?
作文指導には国語の素養プラス、世間の常識と子どもたちの生活をよく知っていなければならない。
私は仕事の参考書や問題集のほかに、毎週、二、三冊、本を読むが、だいたい、インプットしなくては、文章もかけまい。
藤沢周平、湊かなえ、といった娯楽の本ではダメだ。 
これらは、私もキライではないが、昼間、会社で荒んだ気分を寝る前に、心温まる昔話で癒す、上司やお客を気持ち殺害して現実逃避する目的で読むべきだ。
文学なら出版から30年以上たって、まだ残ってる作品なら読む価値がある。 むしろ科学や歴史の方がいい。伝記、探険も定評のある本が多い。
作文上達法は、内容のある本をたくさん読んで、その感想や日々の出来事を、文章にする事、そして人に読んでもらう事だ。
社会に出ても、定形の研究論文や事務文書は別にして、プレゼン能力が問われる。
自分の言い分を、いかに、他人に理解して賛同してもらうか? 
これからは、日本人だけでなく、外国人も説得せねば、自社の製品を買ってくれまい。
そういった意味でも作文は、学校で国語の点数以上の、生活がかかったメシの種と、考えて、疎かにしてはならない。
時間に余裕がある夏休み、たくさん難しい本を読んで、文章にしてみよう!
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