税の作文で県知事賞

税の作文で県知事賞受賞

今日の実力テストで、中学3年生の二学期のテストは終了だ。 
11月半ばから3週間、期末テストを含めて、長丁場だった。
中3年の生徒さんには、頑張ってくれて、本当に、お疲れ様である。今日はゆっくりと休んでください。
当塾の魚崎中学3年生のS君が、税の作文コンクールで、兵庫県知事賞を受賞しました。
おめでとうございます。 塾の皆んなで拍手を贈ります。
夏休みの勉強で忙しい中、頑張って書いて良かったです。
2学期の社会の内申点にきっとプラスになるでしょう。
兵庫県のHPからの引用です
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さてせっかくなので、作文コンクールでの入賞のポイントをS君の作品に即して、考えてみましょう。

S君は7月4日月曜日、台風が近づいて、学校も塾も休みになった日、ニュースを見ていた。
すると、6月に修学旅行で訪れた九州の農家が、台風に直撃されたと知った。 
第1段落は自分の生の体験、それもたった2週間前の出来事からの連想なので、とても、作文が生き生きと書き出せました。
書き出しは、このように、実体験した事件・事故などで始めると、読者の興味が湧いてきます。
台風など大きな事件でなくても、飼い猫が行方不明になった、など作者にとって事件であればいいのです。
2段落目では、日時7月6日、派遣者数6000人、ヘリコプター60機など事態の推移を正確に把握しています。
事実の正確な記述は作文の信頼性を高め、つぎの税の使途の部分の、作者の意見への共感をも呼ぶ効果があります。

< div style="color: rgb(69, 69, 69); font-family: UICTFontTextStyleBody; font-size: 16px; text-decoration: -webkit-letterpress;">そして、2段落の終わりに国税と地方税の区別が説明され「税の作文」という課題にも合致します。 このように、自由作文ではなく課題作文では、問題にキチンと触れておくと良いでしょう。

3段落目では、以前は、ボーナスと給与の社会保険料の負担割合が異なり、税の不公平感を生じさせた。2つ目のエピソードが紹介されます。
またこれも、身近な母の給与についての感想が、調べ学習のきっかけになっており、評価ポイントになります。
しかし、それも現在は是正され、「不公平はいずれ改められるのだ」と税の徴収の公正さをアピールすることで、国税庁と兵庫県への配慮が示され、より課題作文らしくなりました。
また、まとめでは、被災地の人びとに「共感」が示されています。 
作文が苦手な人が多いようですが、少しのコツと日記などを書くと、上達します。
先生の小学生の頃は、作文指導の熱心な教師に教わって、1年頑張れば、得意科目になったものでした。
作文もキチンと指導方法があり、コツを教えてもらう。 添削してもらうと上達が速いです。
しかし、最近は、作文を提出しても、昔のように赤ペンで直さず、ハンコを押すだけのようですが、これは、いけません。
何故、文句が出ないのかな?