地頭と努力

地頭の良さ

暖かくなりました。春休み、もうひと遊びしようと思っている人も多いでしょうね。
しかし、来週から、学校が始まります。準備もしっかりしましょう。
ーーーーー
地頭が良いと、よく言いますが、やはり勉強してゆく上でも、計算が早いとか漢字を覚えるのが得意とか、あります。
しかし、スポーツや音楽の才能は、もっと、強烈で、声が良い人、足が速い人を、努力で乗り越えるのは難しい。
一方、勉強では、持って生まれた才能を、努力で逆転することは、科目によっては大変やさしい。
中学でいうと、英語、社会、理科の生物・地学の分野だ。 これらは努力が大きい。
日本で日本語がわからない人は少ないし、
アメリカでは移民は別にして、みんな英語を話す。
数学は図形と関数になると、一つのパターンを覚えるのに、不得意なひとは2、3倍の時間がかかる。いったん、覚えても忘れてしまう。
国語は、小さい頃からの読書習慣や、環境に左右される。 夕食後にニュースを見て、話し合いをする家庭。
旅行先で、歴史を語ったり、短歌を作ってみる家族には誰でもなれる、わけではない。
電気器具の説明書は入試には出ない。「現代文の必勝法」などのパターンでは
解けない、体験していないとピンと来ない出題は厳しい。
 
にも関わらず、公立中学は、まだまだ努力が結果を左右する。
音、体、美、技家の実技科目がある。 実技が不得手でも、学期末には必ずペーパーテストがある。
短い範囲内を覚えてしまえばいい。 
現代文や数学では、才能や体験がモノを言う。 しかし、その他の多くは努力とヤル気で何とかなる。
日本の学校の入試では、親の収入や家柄では、差別されない。 
こんなにも恵まれた選抜試験なのだ。 
私たち、塾の先生は、何千人もの生徒さんを見て来た。 
不得手分野は失点をしない、得意分野で、勝負をさせる、アドバイスができる。
社会にでると、コネと運で、努力が結果に結びつかない事も多い。
学生諸君!!  どうして、今、頑張って努力しないのか?  未来は君らの手の中にあるのだ。
春休みのお土産。左が四国から、右が北海道からだそうです。ありがとうございます。
{0616862C-1F4E-4660-AECC-9A2F84C47386}

集中力を高める

集中力を高める

勉強で頑張るためには、集中力を高めることの大切さが、分かった。
じっさい、集中力は訓練と行動で、かんたんに高められる。

野球部ではよくあると思うが、せっかく先発できたのにエラーで、交代。
ボールに集中していなかったからミスをしたのだ。
暑くて、疲れていたのだろう。
まず、集中力を高めるには、体調をベストにすること、カゼや睡眠不足をなくす。
休日には、やすむ。 学校や部活がないからと、カラオケや買い物に出かけていないだろうか?
小学生でも、月曜日に集中できない、カゼ気味やお休みするのは、親の管理不行き届きだ。
子どもさんを見ていたら、お家の様子は丸わかりだ。
しっかり、やすんで、疲れを癒そう。 
次は、座る練習だ。 普通勉強は座ってする。 姿勢を正して、長時間、キープできるだろうか?
テニスでも、2時間ほどたつと急にフォームが崩れ、負ける選手は決まっている。
最後まで同じペースで、頑張れるのは、ここ3、4年では、フェデラー、ジョコビッチ、ナダルだ。

彼らには、負けない闘志、強い意志がある。
高校入試は朝から、5科目、5時間、同じ姿勢で集中して答案を書く。 
ふだんから、5、6時間は平気で机に向かう習慣をつけよう。
案外、これができないで、受験を失敗することが多い。
机に向かっているとき、身体が寝そべってきたり、視線が動いていないか?
自宅で勉強するときも、同じだ。 テレビやスマホなど、余計な物は遠くに置いていますか?
今まで書いてきたことは、外から見ても、分かる集中の、めやすだ。
自分が、姿勢が悪かったり、キョロキョロしたら、身近なひとに注意してもらおう。
家族や友達、先生に「気が散りやすいので…」と頼もう。そう宣言するだけでも自分の決心がつく。
集中力は高められる、訓練して高められるのだ。  今日からはじめよう。 
体調管理、姿勢と視線に気をつけ、余計な物は片付けよう。
{FC6DCD63-DFE4-4069-80A3-AF55E0513FA7}

塾と自動販売機

塾と自動販売機

まずやって見せ、いっしょにやって、今度は一人でと励まして、できるまで見守って、そこまでしないと勉強はできぬ。

前回に書きました。じっさいはこれにはつづきがあります。
…そこまでしても、ひと月たったら「忘れた!」 
ギャフン…。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト
どの塾でもこんなように一単元ずつ、学習を進めるのですが、これまた、どの塾のパンフレットにも「忘れた」がありません。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト→「忘れ」→ 再テスト
これのほうが、実体にそくしていますね。もっと言うと「再テスト」の前にもう一度解説や、演習が入りますから、次のようになります。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト → 「忘れ 」→ 再度、解説 や 演習 → 再テスト
こうしていると、1単元を仕上げるのに2、3単元分の時間と、エネルギーが必要です。
すぐ「忘れる」のは、気力と集中力が、たりない事が多いです。 
自分は、頭がワルイから… というのはいい訳です。
小学校、中学校と6年も7年も通って来たのです。 
学校の教科書は、文部省が、将来みんなが、学んで、働ける国民になるように、作っているのです。
どんなレベルの生徒さんも使えるようになっています。
( 教科書より高度なレベルの私立中学受験のテキストも、最近は、ずいぶん分かり易くなっています )
特別な才能があるひとだけに、書かれたものではありません。
やはり、教科書に載っている問題が、解けないということは、かなり「気力と集中力」が入ってなかった、からです。
自動販売機の缶コーヒーはお金を入れれば、必ず出てきます。  
しかし、勉強は、そうではない。 
病院でも自分が治す気持ちにならないと回復しないし、コンサートに行っても観客が乗らないと、アーチストも良い演奏はでき
ないでしょう。
気力と集中力を高めて、勉強してくださいね。
{D8E7CFF0-8DEC-4168-B6CA-29F8FFBE4B47}

自立学習とは

自立学習とは

まずやって見せ、

いっしょにやって、
今度は一人でと励まして、
でき上がるまで見守って、
そこまでしないと勉強はできぬ。

塾の先生たちは、そこまでやってくれます。
しかし、一般的に、
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト
、が学習の一連の流れとしたら、本来、はじめの「解説」「演習」が先生たちの腕の見せ所です。
後半は、生徒さんが自立してどんどん進めてもらいたい所です。
ここで、教師が教え過ぎてはいけません。
ある程度、生徒さん自身で苦労して、習得=理解した単元は、忘れにくいし、より高度な応用問題まで、お一人で出来るようになります。
面倒だからと、チャッチャッチャッと、二回目の解説をしてしまうと、生徒さんが「教えて君」になってしまいます。
「考えない」で解答をすぐ欲しがる。
また別の生徒さんは、理解より暗記の方が簡単なので、目の前に迫ったテストの時は、ついマル覚えで、すましてしまいます。
長い目で見ると、範囲が広い実力テストや受験本番では「すぐ解答を教わる」ばかりや、理解せず「暗記に頼る」学習は伸びがでません。
塾や家庭教師は、控え目な教え方が大切です。 そうすると、生徒さんたちも、もっと自立をできるはずです。
すぐに結果を求められる、塾の先生でも、やはり生徒さんに考えて、噛み砕く時間をあたえなければならない。
そう言っても、テスト前日には、「これだけは覚えといて」とヤマをかけてしまいます、反省。
{03C006CC-476C-4EAC-901D-E1A487BC4938}

反省文

反省文

ようやく、今年の一連の高校入試が、終わった。受験生の皆さんは、お疲れ様でした。
まだ、明日の公立高校の発表まで落ち着けないでしょうが、きっと良い結果が出ると信じて、次に進みましょう。
今年の受験生が、1年を終えて2年生になる時の、テストの反省文がある。2年前のことである。
もう、時効だろうから懐かしさをこめて、振り返って見たい。
そして、今の新2年生はどう思うだろうか? 
目標→  チャレンジ→ 結果→ 反省→ 再チャレンジ 。
チャレンジはみんなそれぞれ、だいぶ意味がわかって頑張っている。
しかし、目標設定はどうだろう。 やみくもに、高過ぎたり、自分に合ってない方に向かっていないだろうか?
ひどい科目は、とにかく、学校のワークの提出だけで、すましていることもありそうだ。
よく考えて、実行してほしい。
できれば先生たちのアドバイスも、参考にしてください、何千人ものいろんなタイプの生徒を見てきた。
学力、性格、環境を考えて、ベストの選択をする手伝いをしたい。
先輩たちの反省から、よく学んで、ムダのない合格への最短コースを歩んでほしい。
{0BC9FD2B-1AAC-4556-A77E-FCFEC772B766}

{D3B41BD4-9454-4344-B82D-D9C9E3D44842}

{AA6E8C4F-2B1F-4506-9D2F-90247B9442A7}