なでしこ敗北と今後の課題

なでしこジャパンは昨夜、中国に敗北し、リオ五輪出場枠をほぼ失った。
今回の敗北は、五輪出場枠にとどまらず、2011年W杯優勝から、5年間つづいたなでしこブームに終焉を告げるだろう。
幸い2019年のW杯まで、大きな大会はない。
この機会に若手の育成はじめ、解体的なゼロからの再出発を望む。

試合後の選手たちのインタビューでも「世界のレベルが上がった」との指摘が多い。これは日本の功績でもある。

2011年のW杯日本優勝後、世界的に女子サッカーでロングボール中心の単調な攻めは終わり、緻密なパスサッカーにかわった。
また、播かれた女子サッカーの種は、バブルの時代の第1期ブームとは違い、確実に根を下ろしていると言える。
中学や高校でも女子サッカー部は増え、すそ野は広がった。 公園でもサッカーボールで遊ぶのは、男子だけではなくなった。
今後はドイツのように地域を巻き込んで、日曜日に娘や孫の試合を応援する住民の交流の場に発展させられないだろうか? 
自然災害が多く、高齢化、人口減少の日本では、地域の人々が協力しないと社会が成り立たない。
女子サッカーをはじめ、スポーツや、祭りなど、地域行事を大切にした一体感が大切だ。
濃厚な人間関係の鬱陶しさは嫌なこともあるが、このちっぽけな日本で生きていくにはお互いの協力と我慢がどうしても必要だ。
試合終了、うな垂れる宮間キャプテン ーー お疲れ様…
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