We Can!がやって来る−小学英語に黒船来航
今年の4月から、小学校英語5・6年生の文科省テキスト「We Can!」が先行実施されます。
小学校教育には黒船来航くらいの衝撃になるでしょう、日本もグローバル化は避けられず、いよいよ弱肉強食の時代に突入です。
乗り遅れないようにしたいものです。
正式教科になるのは2年後ですが、テキスト「We Can!」準拠のワーク、問題集も、見本誌が届きました。もう流れは止まらない。
週に二回、( 移行期間は1.5回)英語の授業になります。 現状、中学が週に四回ですから、結構、量が多い。
単語も600〜700語と定められ、中学の1800語( 現状1200語 )の1/3を学ぶことになります。
指導書を見ますと、1年間で9ユニット、合計30レッスンの割り当てです。
小学校の指導現場では、先生の教育が間に合っていないので、混乱が見込れるようだ。
中学校の先生の応援や、中学生を指導する経験のある塾などの出番だ。
また教科書が定められているので、結果重視の方向になるでしょう。
「楽しく、学ぶ英会話」ではニーズを満たせない。
文科省のサイトにも、読み・書きで定着させること、と示されました。
私どもでも、週に一度の指導をプラスすることにいたしました。
小学生は今まで、算国ということでしたが、中学生と同じ算英を、ご希望なされる方が増えるでしょう。
それにしても、小学生高学年で国語の授業がおざなりにされるのは、心配です。
私たちは、国語を通じて思考します。 見かけの日本語能力は、毎日、書き話すのですから、問題ない。
しかし、内容は、柔らかなものです、難しく硬い本を読むことが少なくなるでしょう。
考えてるちからも減ってくるのではないか?
また、生々しい話、私立中学受験生は、国語を六年生までガッツリしてその分、中学校に入ると、一層、英語を熱心にするのではないでしょうか。
ここでも公立中学生は、国語はせずに済ませて、新鮮さがない英語も中途半端となりはしまいか? 格差社会が教育にも持ち込まれそうだ。
私どもも、英語の勉強はプラスになるように、週に一度、1時間程度で、学校の補完、夏休み中に先取りして行きたい。
費用も一回千円程度で、ご家庭の負担を避けるように模索中です。
英語の勉強が、国語力の低下につながらないようにしたいと思います。
文科省のHPからの引用