ところてんの味
昨夜は、塾の帰りにところてんを買って食べた。
ボクはこの、ところてんが、小さい頃から大好きで、十円とか二十円持って、駄菓子屋の店先や、立ち飲みの酒屋さんで食べた。
みなさんは、お好きですか?
そんな昔の食べ物なんて知らないよ、というが、奈良時代か、平安からあるんです。
池波正太郎さんの、時代小説「鬼平犯科帳」などを、読んでいても、登場人物が夏の盛りの暑い日に、涼しげに、ツルツルといただく描写がある。
江戸時代でも、安価で庶民の食べ物だったらしい。漢字では「 心太」と書く。
こういう本を読みながら、時代小説を楽しみます。
ところてんの味は、案外どぎつい、酢醤油か黒蜜で食べる習慣だ。
これは、テングサを煮出して、ところてんを作るが、水煮だけでは、海藻エキスが出にくい。
そこでお酢というか、酢酸を加える。 その酢が抜けぬから、 酢醤油や黒蜜で 誤魔化すと言っていい。
しかし、ところてんのファンにとっては、なんとも言えない酢の匂いが、魅力である。駄菓子屋のおばあちゃの匂い 家の香りを漂わせるようだ。
もちろん カロリー ゼロというのも嬉しい。
さて中学3年生は、無事に現在完了と 平方根が終わった。 期末テストの二週間前にここまで仕上げて安心である。