伝統芸能の世界
正月は、一日の朝からテレビで「能」の放送がある。
「高砂やぁ〜 」などと唸りながら、お節料理をつまむ。
お屠蘇気分で、昼寝をしたら、ウイーンフィルのニューイヤーコンサート、夜には、歌舞伎の舞台中継がある。
チケットは高いし、だいたい、お正月公演なんて、直ぐに売り切れだろう。
家でゴロゴロ、世界各地のイベントを見物できるのはいいことだ。IT技術の恩恵をうけるのは、若者だけではない。
特に今春は松本幸四郎の、白鸚襲名に伴って、松本家、三代そろって襲名である。
私もやはり、「いよっ、高麗屋!」コタツの中からお祝いした。
お孫さんの、金太郎が、染五郎に、わずか12歳の中学1年生とのことだ、しっかりしてはるわー。
白鸚さんはラマンチャの男、最近では、アマデウスなど洋物のミュージカルでも有名だ。
ラマンチャなんて、年配の方ならどこかでチケットがまわって来て、ご覧になっているのではないだろうか。
なにせ、千回以上公演している、ということだ。
また、お嬢様の松たか子さんは、テレビドラマなどでもおなじみだ。
昨夜の演目は、勧進帳、菅原伝授とおなじみだったが、ダイジェストで全部見れない!
仕方なしにユーチューブで、続きを見ることになる。 すると、おススメ、が次々にきてあっというまに一日がくれるのである。
ことほど、伝統芸能の鑑賞は、時間つぶしで、正月にふさわしいのである。