ミニ同窓会
火曜の授業が終わってから、下の松屋で御飯を食べていると、塾の卒業生さんに二人も会った。
ひとりは、Y君で、御影中学から葺合高校、関西大学に進み、就職して6年目だ。
可愛い女性といっしょで、実家に帰ってきたという。 幸せそうでした、良かったね。
もうひとりはA君でやはり御影中学出身だ。 妹さんも小学校から、いっしょに塾に来ていて、私は、彼女の思い出が強い。
5年生の頃だったか、彼女はスパイとか探偵に夢中になって、塾にも、サングラスやつけ髭の探偵セットでふん装して、やって来た。
もうひとりの5年生の女子も、間も無く、スパイ遊びが気に入って、小学5年生が二人で、帽子やマスクをつけて、通塾するようになった。
お家から塾までの10分くらい、ふん装して来るのが、堪らない刺激だったのか、「今日はこれこれで、来たよ」と言って、もうひとりの子と、爆笑すると納得してふん装を取って、勉強するのである。
これで困ったのは、帰り道はテンションが下がり、ふん装を、預けて置いて帰るのだ。
半年ほどで、小道具が箱いっぱいになった。 そして、唐突に、スパイ遊びは終わった。
でも、小道具はまだ置いて欲しいと言う。 整理して小箱に入れ直したが、2年ほど置きっ放しだった。
中学に入ってしばらくたったある日、「まだ、ある?」
探し出して見て、また、みんなで爆笑した。 それが最後で「もういらない」と捨ててしまった。
その妹さんも結婚して、子どもさんがいるとの事だ。 スパイセットを置いておけばよかった。
夏のお土産、ありがとうございました。