美しい日本のなでしこ
6月も終わりだ。中学の期末は済み、高校の期末テスト。そして、夏つ~!
さて、なでしこジャパンはオランダ戦、オーストラリア戦に勝利しベスト4進出。パチパチパチパチパチ。
予選の3試合と違い、なでしこらしい、美しいサッカーだった。
華麗なパス回し、選手どうしの連係、組織力、忍耐と献身。 すべてで相手を上回り、心技体の充実を感じた。
ここまで来たら、もう勝敗はどうでもよい。 あと、2試合、なでしこの華麗なサッカーが見れる、これで、充分である。
選手のみなさんがケガなく、帰国して、なでしこリーグで、早く、素晴らしいプレーを見せてほしい。
負傷した安藤梢選手の早い回復を願っています。
女子サッカーが普及している国は、経済的ゆとり、精神の余裕、女性の社会参加、権利が認められた国が多い。
女性の権利が認められた社会は、弱者への福祉がゆきとどき、安定した、民主主義国でもある。
これからの日本には大切である。
わが国も、ますますおおくの女子サッカー人口が増え、地域でのサポート、青少年育成として広く受け入れられることを望む。
今日のタイトルは、作家、川端康成が、昭和43年ノーベル文学賞、受賞講演「美しい日本の私」のパクリ。
一節を引用すると、
…侘び寂びとはむしろ心の豊かさ、狭小で簡素な茶室には無辺の広さと無限の優麗さがあり、一輪の花は百輪の花よりも花やかさを思わせる…
日本人は体格に恵まれず、早く、激しい、大きな相手に、勝つのは難しい。
そこをなんとか、技術、組織力、最小得点で勝ち切る。
壮大な邸宅より、狭い茶室、侘び=質素。豪華な花束より一輪咲き。
これらに美を楽しむ日本人にとって、なでしこのサッカーは通じるものがある。