8回目の3月11日

8回目の3月11日

さて3月である。

中学の期末テストの成績もかえって来た。

1月、2月と冬休みから、実力テスト、そして学年末と、生徒たちは頑張ってくれた。

塾生のみんなは程度の差はあるが、押し並べて良い成績だった。

有り難い事である。

何時もなら、写真を撮ってブログでも、紹介するのだが、何やら忙しく時を失ってしまった。

また、中間テストの時には、そうしたいと思っています。


世間では、大学入試の発表があり、火曜日には、公立高校の入試が迫っている。


春は、もうすぐである。


公立高校の倍率は、昨年、旧第一学区 ( 灘、東灘区、芦屋市 ) で、県芦屋が 1.58 倍と目立っていた。

今年は、1.3倍程度と下がった。


それでも、気になるのは、御影高校の定員超過 70名、葺合高校の80 名が あることだ。

そして県芦屋の 一般入試の定員は、160名と少ないのに、第一志望 でもう214名。

実際、県教委の発表では、県芦屋への第二志望は234名 である。



このままでは県芦屋は、本来の第一志望で合格というのが、かなり減ってしまいそうだ。

偏差値順に、球突きで、下へ下へ降りて もともと行きたい子は、弾かれて 、第一志望不合格の、不満を抱えて高校入学式を迎える人が多そうだ。

ここで考えたいのは、高校別の入試問題である。

東京や大阪ではすでに、公立高校の入試問題をレベル別に二、三種類作っている。

神戸高校、御影高校の問題は難しくしてもいい。

葺合や県芦屋と安易に併願して、これらの二次志望者が、合格しても喜んで高校に通えないのも困ったことだ。


神戸高校を滑った人は、須磨学園などで3年間、勉強漬けになって大学入試でリベンジすれば良い。

納得しない滑り止め感覚で、県芦屋に行っても、第一志望で県芦屋に来た人に失礼になりそうだ。


そして3月11日は、東日本大震災の8年目になる。

早いものだなとも思うし、もう遠い昔のような気もする。


当時、仙台に居た息子に電話がかからなくて、阪神大震災の悪夢が蘇った。 翌年、南相馬市を訪れて、原発の放射灰を表土から入れ替える作業を見た。

その後も、石巻市や南三陸町に出かけた。 復興してゆく酒蔵を見学し、養殖再開したホヤや牡蠣を食べた。

地震でも凄まじいのに、原発事故と津波の災害は悲惨で格別だ。

そして、その息子にも、孫が生まれた。

息子や孫と一緒に、また東北を訪れ応援する機会を持ちたいと思う。