つぎつぎ襲いかかる災難、
腰痛からの脱出。
10月最後の週末は、東京六大学野球、早慶戦だった。 慶應の優勝パレードを楽しみにしていたが、
早稲田が勝って、慶應が負けて、法政が優勝。
なんかスッキリしない結果になった。
11月の始めの週は、喉痛を堪えて同窓会。
そして、先週の木曜日、小学5年生の授業のときだ。
漢字テストの成績が悪かったので、叱っていると、グキッときた。
息をすうのも苦しくいほどの痛みだ。英語では「魔女の一撃」というらしいが、立ってられない。
手洗いの前のイスに座り、懸命に痛みをこらえた。
五分ほどで落ち着いてきたが、手を伸ばすことが苦痛だ。
前かがみで、じっとしているとマシになる。
「大丈夫、大丈夫」といいながら、手を伸ばす。
じわじわ、背を伸ばしてペンを持つ。字は書ける。
連絡帳や、小テスト、その他、机に向かってペンを持つのはいい。 そういった書類を持ってきてもらい、机の上の仕事をするようにした。
7時半くらいには、大きな声も出せるようになって、それでも背中に響いて痛いけれど、
宿題をしてない、小テストが良くない、と、
前に呼んで、ガミガミ、叱った。
ワークやプリントを次から次と、仕上げて持ってきてもらい、マル付け、解説をする。
ギク、ギクと響くが、何とか授業が終わった。
バイトのマイちゃんが
「先生、さすが、プロですね!」とおだててくれる。
「プロか…。」満更でもない。
しかし、立ち上がって、チョコチョコ歩きもやっとだ。6時間づっと座っていたので、お尻もジンジンする。
どうやって階段を下りる?
転げ落ちたら大変なので、階段にコシを下ろして、座って、一段一段、降りる。ズボンが泥だらけだ。
MKタクシーを呼ぶ、安いし、親切なのだ。
うまく顔見知りの運転手さんが来てくれる、ラッキー🤞
肩をかりて、ようやくクルマに乗った。 背を丸めるとまた、ギクが来た。
運転手さんの手をかりて、マンションのエントランスにようやく到着。 要介護になったら優しいMKに来てもらおう。
ベッドに横になったが、寝返りができぬ。 仰向けか右下のどちらかだ。 自力では、力が入らないやら痛いやら、動けない。
1センチずつ体位を変えることがやっとだ。
それよりも、オシッコが、ベッドから出て便所まで時間がかかる。 尿瓶は無いので、ワインのデキャンタを用いた。
しかし正直、情け無い。 自力では、動けないのがショックでもある。
幸い、今まで、大病をしてないので、逆に尚更である。
ウトウトして、翌朝、119に電話してみると、そういうときは救急車で運んで行くと、言われた。
回りで、腰痛で悩んでいる、二人に連絡して教えてもらうと、他に原因がない腰痛は、点滴の鎮痛剤で、あとは時間がかかるということだ。
仕方ないので、自宅治療にする。
バンテリンとか、ボルタレンとか、皮膚から吸収する鎮痛剤を山のように買ってきた。
スマホはもちろん痛くて使えない。
大便がしたくなっても困るので、りんごジュースを少しずつ飲む。
空腹も感じない。
変な体勢でいるので、グッスリも眠れない。
このまま、一生か…。と気が滅入る。
ある朝目覚めると、虫になってしまった男、を描いた、カフカの小説で「変身」を思い出す。
気を紛らわすため、テレビをつけて置く。普通の番組はうるさいので、「寅さん」や太田和彦さんの「居酒屋放浪記」をビデオでかける。
クビだけ回して、画面を眺めたり、音だけ聞いていた。
やっと月曜日になって、一人でトイレに行けるようになった。
お尻とか背中など、同じ姿勢だったので、床ずれのようになっている。
それでも、火曜日には、教室に行けた。
座って教えていたが、長時間にわたると辛い。
それで、先週中学の期末テストの準備が出来なかった。
その分、今週の土曜、日曜は7時間づつ、2日かかった。
しかしあまり急にすると、また、痛みそうで怖い。
小学6年生も、今月から中学の内容である。
プリント作り、マル付け、印刷と頼める作業が多い。
この本とこれとで、2枚にまとめて、解説を書いてとか、採点して問題のあるのだけ抜いてください。 5枚をホッチキスをして、7組み、それを三日分作って…。
アルバイトで就活の人もいる。どうしようか?と思う。
どなたか、お手伝いのアルバイトしてくれないだろうか。 ご存知の方があれば、ご紹介ください。