講師の資質

塾講師の資質

三月に入って、暖かな日が来た。

油断したのだろうか、カゼ気味で首が痛い。

仕方がないので、ロキソニンをのんで、横になっている。

夜中に、目覚めたので、スマホでブログを書いている。

わたしのは、iPhone SE という画面4インチの小さいのなので、老眼の目には苦しいが、胸ポケットに入る便利さには敵わない。

ロキソニンなど痛み止めは、わたしは、前回から4時間空けて、空腹時を避ける、などビビリながら服用する。

女性でのみ慣れている人はもっと気楽に、ビールで飲みます、などと聞いたことがある。大丈夫かな?

さて、塾の先生の資質はなんだろう?

わたしは、お願いするときは、あまり求めず、「まあ、やってみなはれ」のサントリー方式だ。

公立高校をめざす小学生・中学生の指導なら、公立高校入試問題の英語・数学を初見で、80点以上取れたらよいと思う。

神戸高校のボーダーが、だいたい例年450/500満点、である。その程度を取れる大学生ということだ。

あまり出来過ぎる大学生では、あれも、これもわからない中学生の指導はできまい。

また、大手塾の集団授業のバイトをする学歴が高い大学生は、黒板を相手に一方的な講義になりがちだ。

自分に挫折体験がないからだ。

2番目は、陽気な人。よく話し、よく聞き、よく笑うのも大事だ。

だいたい、多数の学生にとって勉強なんて、面白くないだろう。

科目にもよるが、数学とか、〜からーまでを足して、比例定数をかけて、出来上がり!

キミらも、すぐにできるよ!

なんて、聞くと「ああいうカンタンなやりかたが、あったのか、さっそく帰ってやってやろ!」

元気になる。

ところが、
祇園精舎の鐘の声、所業無情の響きありー なんて古典は、どうしても暗くなる。

平家物語を陰気な先生に教わると、帰りぎわには、
「受験が終わったら、お彼岸に、おばあちゃんのお墓参りに、行かんと… 」という気になる。

塾の先生は陽の人がよい。

最後に、世話好きな人。おせっかいでもあるが、
「英語のわからないところなら、これをやって、次はこれも、単語のリストも付けておくから参考にしてね 」

面倒見のいい、細かな点まで、心くばりのできる人がいい。

しかし、マンツーマンの個別指導だと、生徒目線になり過ぎて、おしゃべりの方が多くなる。

うちは、教え過ぎず、自立してできるだけ自分からドンドン問題をこなしてもらう、のを目指している。

余談になるが、開業医の先生は、多くが世話好きで、まあ、話しも聞いてくれ、診察の終わりに「セキもでます」
と言うと、
「じゃあ、セキ止め追加。あー、ウガイ薬、も要るでしょう」
面倒見よく、患者さんのツラさを軽くしてくれる。

日本人のクスリの使用が多いのは、こういった国民性もあるのかもしれない。

塾の先生も、町のお医者様と似ている点が多い。 どちらも患者さん、生徒さんの協力がなければ上手く行かない。

わたしの尊敬する梶田先生の理想の教師像。文科省のHPで全文が読める。
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