最近、YouTubeなどで学習ビデオが無料公開されている。
カーンアカデミーなどが人気だ。もともと、カーン先生が離れて暮らす姪や甥たちを教えるために始めた。今では数百万人の利用者がいるそうだ。
わたしも、文楽好きがこうじて三味線の練習に動画サイトを利用している。空き時間に少しずつ学べて便利だ。
チリトテ チーン ♬
ところが、日本の塾では東進グループの衛星予備校が大手だ。人気講師の授業を全国に配信している。だが、こちらは高価な授業料がいる。
技術革新(イノベーション)はアフリカの貧困、オーストラリアの辺境、病気入院など、学校に行けない生徒に恩恵をもたらした。
他方、日本では東進はじめ、大規模塾、学参出版社が有料配信で利益を得ている。嘆かわしい事だ。
学習ビデオを「コンテンツ」と呼ぶ「ビジネスモデル」だそうだ。
技術革新の恩恵は一部の金銭利益よりも、広く多くの人びとに無料公開してもらいたい。
特に、教育や医療分野では、技術革新を金儲けの手段に利用するのは慎むべきだ。