兵庫模試

こんばんは(^_^)
夜の更新は、珍しいです。
明日は、兵庫模試の元町公開会場の日曜日。
クラッセの盆踊り大会の太鼓の音が聞こえてウキウキするのに、イヤな事を言う。。。
すみませんね~ーェ、勉強もがんばろ~。
中学生三年の昨年度の出題の詳細を、お知らせしますので、参考にして下さい。
平均得点率が80%以上の問題ではミスをしないように。
ほとんどの受験生が解ける問題で、得点できないと厳しいですよ。
時間がないひとは、英語の選択は、完了形。社会は公民に入った中学は公民。理科は、生物の生殖を選びましょう。
時間があるひとは他を解いてみてくださいね。
ゆっくり、落ち着いて、頑張ってください。見直しも時間いっぱいまで、ねばってくださいね。
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怪談乳房榎

歌舞伎では役者さんに、かけ声をかける時、屋号で呼びます。
中村勘九郎ならふつうに「中村屋」ですが、中村獅童なら「萬屋」( よろずや )
中村扇雀は「成駒屋」(なりこまや)。
由来は出身地、信仰寺社など、てきとうデスね、あまり意味合いは無い。
さて「怪談乳房榎」(かいだん ちぶさ えのき) は江戸から明治時代に活躍した落語家三遊亭円朝の作品。
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菱川重信 ( 実在の菱川師宣+西村重信の組み合わせ ) という画家(勘九郎)と奥さん( 勘九郎の弟、七之助) が悪い侍 (中村獅童)に殺される。 
遺児の真与太郎が、榎の樹液を母乳がわりに育つ、ホンマかいな?、それで、母乳+榎+怖い話= 「怪談乳房榎」
一昨年、惜しくも早逝した中村勘三郎の、ご子息、勘九郎、七之助が、勘三郎の、のこした平成中村座を引き継いで盛り立てている。
7月のニューヨーク公演を成功させ、勢いかって歌舞伎座、ひと月公演を頑張る姿。
勘九郎の一人三役早替わり、舞台上で水が流れる滝、は素晴らしいかった。 
素晴らし過ぎて、歌舞伎ではなくサーカスになってしまう憾みあり…。
しかし、歌舞伎はウケるなら、何でも有りの世界。
猿之助 ( TV「 半沢直樹」出演の香川照之の父 ) がワイヤーで宙づりしてからもう30年。 
九月京都南座では海老蔵が虎視眈々、新趣向を練っていると聞く、楽しみである。

歌舞伎座へ行ってきました

歌舞伎座へ行ってきました
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昨年春に新装になった銀座の歌舞伎座へ行ってきました。
一年越しの念願、叶ったりィーイ!!!
…という感じで待ちかねた、八月は納涼歌舞伎と銘打って、明治時代以降に創作された新歌舞伎が中心。
朝、1部が谷崎潤一郎作、大名のお家騒動を扱った「恐怖時代」。
2部は大仏次郎の人情話「たぬき」。
ダイブツ ジロウ ではないですよ、オサラギ と読みます。
尤も鎌倉住まいで、大仏にちなんでつけたペンネームなんで、当たらずと言えど遠からず、デスね。
夜、3部が、まってました「中村屋!」勘九郎の「怪談乳房榎」 
7月、ニューヨーク公演の凱旋記念です。 明日につづく…

再会

おはようございます。
昨日は塾の卒業生がきました。
東京に旅行に行ってた、お土産をいただきました。プレゼント
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東京バナナもいただいたのですが、写真をとる前に食べてしまいました。バナナ
Nさんは御影小、御影中学の出身で、今はカネテツで働いています。就職してもう5年目、がんばってます。おとめ座
この前は年末に会って、だいたい半年に一回、顔を出してくれます。
とてもうれしくて、つい話し込んでしまいます。ニコニコ
会社や付き合いの事、家族の事、いろいろ聞いていると、
中学の頃、女子バレー部で練習がキツクて、メソメソしていたことなんか思い出して、懐かしいです。得意げ
また、会えるのを楽しみにしています。仕事、頑張れ!クラッカークラッカークラッカー

女殺油地獄

「女殺油地獄」、おんな ごろし あぶら の じごく、 の続き…
二軒の油屋、河内屋の道楽息子、与兵衛(よへい)がお向かいの豊島屋の奥さんのお吉(おきち)を金目当てで殺す、殺人現場は血と油まみれ。だから 女殺し、油地獄!
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1720年頃大阪での実話をもとに、近松門左衛門68歳の作品。 あまりくだらないので200年位、ホッとかれます。
明治時代、坪内逍遥がシェイクスピアを翻訳の後、これ読んで、すげ~! 再評価。ジャジャジャーン。イギリスでものちに Woman killer in oil hell として上演された。
それで近松が浪速のシェイクスピアと呼ばれる。浪速のモーツァルトではないですよ。
ポイントは与兵衛いがいの人物がみな、善人で道徳心という事。 
河内屋の家族は数々の悪事でとうとう与兵衛を追放するが、それでも小遣いを向いの豊島屋に託す優しさがあります。
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それを取りに来た与兵衛に、もっと金をねだられ、結局、お吉が殺されるのだが… それぐらいで、向いの奥さんを殺すか?ー 筋書き自体が不条理、狂気、テキトウに書いたんちゃうん? 
その理屈が分かり難く、話のスジも通らないところが、江戸時代の客に受けなかった。
20世紀になってようやく観客の鑑賞が多面的になり、演劇研究も進んだ。
新しい解釈によると、江戸時代、道徳心が高く、分を守って生きていた大多数の人々のなかに、まるで理科の実験のように、極悪人、与兵衛を放り込んだらどうなる?という作者の意図があった。
作者、実験者は近松である。善人に優しくされたら、悪人が善人になるのか、逆に、極悪人になるのか?
この歳、既に百もの作品を書き、人間観察に優れた、近松の答えがこの究極の作品なのか?  翌年に死が迫った近松はもう面倒だったのか?
 発端の、野崎参りの段で与兵衛とお吉の仲が親しい、という仄めかしもある。これを重視する見方もある。
 昭和に作られた映画では殺人動機が弱いので、お吉殺しに、より納得できる、エピソードが付け加えられた。
人間のこころの闇ー不条理、狂気にメスを入れる名作か、凄惨な殺人現場を興味本位で扱った駄作か、ぜひ自分自身の目でご覧になってください。