悪のり

悪のり

タペストリーの評判が良かったので、調子にのってしまった。

今度は、横書きの横断幕と言う奴だ。

丸いクラウンに、Nakajima Seminar since 1990 。

太字で We are No.1  !

ビックリマークが入りました !

黄色い丸を大きくして、左右の安定をよくした。  「男の子女の子」の絵も入れています。

かって「白い」色だった壁も、汚れてきたが、色々難しく、塗り直せない。

何かカバーするものを、探して布地系統で、おおうのが、かんたんで良さげかな。

三階まで階段を上るのは、シンドイが、横断幕を見て、勉強の気分に入れれば、いいのになぁと思います。

ところが、今日、来た生徒さん、

「We are No 」って、「私たちダメなん? 」

違いますよ。

一番をめざそう、と言う事です。

No の後ろが大事ですねー。(笑

 


 



躾のアウトソーシング


予防注射と躾の外部委託

火曜日には、インフルエンザの予防注射に行ってきた。

神戸市は15日からと聞いたので、月曜日に電話して火曜日に来てください、となった。

毎年しているが、昨年は、一週間くらい腫れた。

そのことを、お医者さんに告げると、インフルエンザの型によって、予防接種でも、発熱したり、注射あとが腫れたり、副作用は異なるという。

人によっても違うが、今年も去年と同様、腫れますよ、とおっしゃっていた。

案の定、丸一日で、結構、腫れてきた。

しばらく不快だが、仕方がない。 冷やしてもいいらしいが、それも面倒だ。


ポスターが貼ってあり「子どもの、お守りはスマホではダメ」という医師会からのアドバイスだった。


「外遊びが減りましたね」先生はおっしゃる。
それも「集団遊び」が減った、学校から帰って、友達と遊んでいるのだが、それぞれ「ゲーム機」持参で通信対戦。

あと「家の手伝い」が減りました、と続く。
子どもが「イヤだ!」というと、もう一押しが足りない、という。

「嫌なこと、苦手なこと」から、かんたんに逃れてしまう。 社会性と忍耐が育たない。

昔は貧しかった、だから、我慢せざる得なかった。

今は、おじいちゃん、おばあちゃんからの経済的、精神的甘やかしが原因らしい。

だいたい、医師会が「スマホの子守はダメ」なんかポスターを作らなかった。

時代ですね、というお話しだった。

わたしも、多くの子どもさんたちを見ていて、確かに同感するところだ。

しかし、最近、子どもさん側からの、力強い発言も感じている。

中学生が特にそうだが、みんな一様に、将来に不安を抱いている。

高校になっても、バイトは無いのではないか? これは、私も驚いた!

学校の先生から聞いたのか、AI (人工知能)で、コンビニやファストフードから、人間の店員さんが不要になる、と考えている。

来年、再来年のことはないよ、と言うが、実際、大学を卒業するころには、就職が減ってくるだろう。

 

メガバンク最大の「みずほFG」は今年から、8万人の従業員を1.9万人削減する。

毎年、約二千人の新規採用を七百人にする、五百支店を四百支店にする。


逆に、そうかんたんに、新しい仕事は生まれない、からだ。



中学生たちは、勉強しないと、将来が開けないという、漠然とした不安を抱いている。



水曜日の部活がないので、塾で勉強に来たい、と聞く。



家では、集中できない、もっと小テストをしてほしい。 自分一人ではできないと言う。



われわれ、昭和の時代には、親からガミガミ言われた。 祖父母も乗っかって、小言を言う。


最近では、
1、父母の共働きが、昭和に比べて増えた。 教育や躾の( アウトソーシング ) 外部委託。
2、 祖父母も同居していない。 嫌われることをおそれ、叱るのを避ける。


我田引水ではない。 社会状況の変化で、家庭学習や躾の役割も塾に任されるようになったのかなと思う。


 

先生、叱られる!

先生、叱られる!

この間の、同窓会の準備で、先生は叱られてしまった。

10月8日月曜日は、体育の日で祝日だった。

高校の同窓会の準備だ。

布引のANAクラウンプラザに、三ノ宮から、トボトボと歩いて行った。

秋晴れの、鰯雲。

トボトボには、わけがあって、お正月のS先生喜寿のお祝いの時「手伝ってくれ」と言われながら、三連続で準備会に出席できなかった。

「申し訳無いなあ」という思いである。

それぞれ、風邪、仕事、とか理由はあるが、忙しいのは誰でもだ。

それに今回は、準備会長のXから、スライドショーを頼まれていたのだが「11月の同窓会やから、10月になってから、やろか〜」と思っていた。

ところが、10月に入ってすぐにXから電話があって「もう、スライドショー、ええで!」

「エっ!」
「俺がもう作ったから!」

いきなり、役立たず攻撃された。 しかしわたしも人生を経たジジイだから、そんなことには動じずに、サラッと返す。

「申し訳ない、X先生も忙しいのに、ありがとう」

実際、現在、Xは県立高校の校長である。 多忙だろう、しかし、結婚式などのスライドショーだって、前日に徹夜して作ることが多い。

おもだった人には、前日に前乗りで来ていただいて、持参頂いたお写真を複写したり、インタビューしてまとめるものだろう。

資料集めや、インタビューしにあちこちに行くのも、大層な事だし、わざわざ訪問される相手だって、迷惑だろう。

そのスライドショーの試写を会場でやるから、見に来い、という事である。

是非とも行って「スゴイ、スゴイ!」を連発せねばならぬ。

セピア色の写真を次々と、15分にわたって、見せられた。

「素晴らしい!問題ないよ!ありがとう」
付け加えて、わたしは、控えめに、BGMがやや「暗いのちゃうん?」と述べた。

アメイジンググレースとジュピターがそれであった。平原綾香さんひとりで15分は荷が重い。

わたしは、キャンディーズやピンクレディも、少し入れてはどうか、と提出した。

70年代には欠かせない存在だ。

キャンディーズは1975年「年下の男の子」でデビュー、78年解散。

ピンクレディは76年「ペッパー警部」でデビュー、78年まで8枚曲、1400万枚を売上。まさに同時代といえるのだが…。

「そんなのは、二次会でエエやろ!」
元日本サッカーユース代表でもある校長は、一蹴した。

「〜部のキャプテン誰やった?」写真にうつるかつての友人の名前がでてこぬようだ。

その場の誰もが覚えていなかった。

X校長の頭の中は、パワーポイントの空白を埋める作業で一杯だ。

試写会のあとは、お疲れ様会で、食事に行った。

三ノ宮までのタクシーの車中、ワーワー言って、運転手さんにも「喧しい!」一喝された。

校長はその祝日も朝から、高校に出勤で、空腹だ。「串カツが食べたい」とおっしゃる。コレステロール値は大丈夫かな?

女性4人、男性4人の8人になっていた。

駅の北の小さな串カツ屋に入る。

ここではまた、校長が指導なさる。「みんな一種類づつ、食べたいの、言えや」それぞれが、レンコン、アスパラ、などという。

最後に校長が「ここは出汁巻の串カツが美味いんや」注文する「8種類づつ8人やから、ハッパ64本!」

みんな還暦前である、夜8時だ。いいのか?

ビールの中ジョッキが安い。190円だ。 それぞれ4、5杯、飲んだ。 わたしもまあまあ、よく食べるし、飲む方だ。

しかし、8人全員が落伍者なしに「みんな健康に恵まれて、よかったな」、完食した。

ひとりが抜けて、7人で「ワインを飲みたい」と、二件目。

その店も安くて美味しい。ワイン1本、千円くらいだ。 クラフトビールもあって、珍しい。

また4、5杯飲んでしまった。

「迎えに来てもらおう」X校長の奥様は同じ高校出身で、12歳年下である。 Xは自慢である。

私も以前のバイトの後輩が、奥さまの友達で、お二人がお付き合いしていた時からよく聞いている。

二人のお子さんも、同じ高校出身である「俺が家族で一番アホやわ!」

X校長がこう自慢できるのも、上手くいっているからだ。

それぞれ、みんな元気でなによりだ、感謝せねばなるまい。

だが、ここに居ない人もいる。 幾人かが思い出された。ひとりになった帰りの車内で、ペットボトルのお茶で献杯した。

 

自由と不自由−俳句を詠む、続

神戸市東灘区、御影で、昭和の香りの学習塾、 中島ゼミです。

自由と不自由−俳句を詠む、続

そして、さらに、先生がおっしゃる俳句作りのルールは続きます。

上五は、季語入りで、四音なら「の」「や」 で整えて五音にしなさい。

中七、下五はまとまりのある内容で、名詞で終わりなさい。

古池や 蛙飛び込む 水の音

五月雨を 集めて早し最上川

こんな感じですね、「蛙」は春ですが。

フォームを示して、それに収めさせると、よい練習になるのです。

上の2句とも芭蕉ですが、意味は5+ 12音でしょ、
12+5とか、5+7+5のバラバラな意味には決してならんでしょ、歌舞伎でも、俳句でも、型から入るんです。

5+12で作ると、やさしく上手にできる。なんて、ちょっと俳句を作った人は誰でも分かっているんです。

そして生徒はみんな、オズオズと、

夕立や 傘を差さずに六甲山

これは六甲山が六音なので、
夕立や 六甲の山 傘は無し に直された。

夏休み ラジオ体操夕涼み

物並べ であるが、一日の始まりと終わりで
関連あり、と合格した。

甲子園 キャッチボールに熱中し

テレビを見て公園でさっそく野球の練習だ。

こんなふざけたのを私たち子どもが、大量生産するのだ。 といっても、フォームにハマっているから言いたい事はわかる。

今の、先生は喜怒哀楽を、俳句に詠むことがないのでしょう。 だから、こんな自由すぎる宿題を出すんです。

型を覚えると、個性の否定だ、などと言う人がいますが、 入門者、初心者には、まだ個性なんて無いんです。

そんな人に「自由にどうぞ」というと空中分解、めちゃくちゃです。ぎゃくに俳句を嫌いになります。

それより、フォーム通りやれば、君たちも、芭蕉のように詠めるよ、とほめてくれると、また、作りたくなるんですね。

昭和の先生は、乗せるのが上手かったですね。

しかしこれも、クラス運営なんです。子どもたちを乗せて、何かに夢中にさせると、ケンカもお喋りもしません。

先生は楽なんです。

夏休みが明けて、ひとり十なり二十句なり、もっていくと、それをガリ版を切って印刷してくれる。

それがクラス全員の分ですから、2日も3日もかかるんだけど、黙って、自習するわけです、われわれは。

匿名で全員の句が印刷されています。 感動です、プリント3、4枚に、細かい字で書いてある。

「誰のや」とか「上手い」とか、各自のベスト10を選び、どこがいいか、ひとりひとり言うわけです。

話を聞いて、もう一度投票して、10等賞から、氏名発表です。

あいつが? とか、ふだんガチャガチャしてるヤツのが一番いいとか、ひとりで2句も入賞とか、思い出しても面白かったです。

そのうちに、夏休み明けの学校に慣れて、テンションが上がって二学期に、自然な流れで入るんですね、

20年も30年も子ども相手にやって居れば、こんなのお茶の子さいさいで、仕掛けは夏休み前からなんですから、計画的で、老獪な教師です。

しかし、手慣れた先生たちは人気もありました、生徒たちも楽なんですよね、こんな先生に持ってもらうと。

阿久悠さんが書いています。

お前さんは、自由だよ、勝手だよ、気儘なんだと言われることは、捨てられたのと同じ気持ちになる。

前後もあるので、読んで見てください、写真を付けておきます。

今になって思うと、俳句大会を計画した先生は、俳句を詠むルール以外にも、決め事を作ってくれました。

それに合わせていくと、クラスにも居場所ができるし、まとまりがいいから、面白かったですね、学校に行くのが。

生徒たちにも、俳句に型があるように、ルールを守れば、友達からも先生からも、捨てられない、という相互信頼があったんでしょうね。

しっかり叱る

神戸市東灘区、御影で、昭和の香りの学習塾、 中島ゼミです。

昨日はひどい台風でした。 被害が出ている皆さま、大丈夫でしょうか?

「しっかり叱ること」

いよいよ2学期が始まります。

二学期の目標として「しっかり叱る」。ということをあげたいと思います。

叱る、だけでなく、「しっかり」と付いているのに注目してください。

1、目標を立てる。 例えば、中間テスト五計350点。

2、10月4日の中間は決まっているのだから、後は、割り算で、今週はこの小テスト、この範囲を仕上げる、来週はここと決まってきます。

3、宿題なり、小テストなり、できてない人は、呼び出しますから、できるまで先生の目の前で勉強してください。

ですが、範囲が多いかと言うと、そうでもないです。 毎年の中間テストの範囲はだいたい決まっている。

9月は祝日や体育祭もあるので、授業もそれほど進まない。短い範囲を仕上げる、先輩たちもそうしてきた。

その範囲をしっかり覚える。数学なら、正確に素早くできるか?

これがポイントなんです。

見極めるポイントとして、

1、まず目標を明確に、きちんと見える可、します。
たとえば、宿題を期日までに出す。 小テストを合格する。 ノートを提出する。

2、できていなければ「しっかりと叱り」ます。

3、なぜできなかったのか? 自宅でできないのなら、先生が、他の人の授業をしているときも、一番前の机に座ってできるまで、やってもらいます!

先生たちも叱るのは、嫌です。

しかし君たちが、しっかり約束を守らない、自分から望んだ、目標高校に入れない成績をとるなら、退塾を含め、厳しく対応します。

これが先生の二学期始めの、思いです。

わらび餅をいただきました。 これはフルーツの風味がして、洋菓子のようでした。ありがとうございます😊

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