塾と自動販売機

塾と自動販売機

まずやって見せ、いっしょにやって、今度は一人でと励まして、できるまで見守って、そこまでしないと勉強はできぬ。

前回に書きました。じっさいはこれにはつづきがあります。
…そこまでしても、ひと月たったら「忘れた!」 
ギャフン…。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト
どの塾でもこんなように一単元ずつ、学習を進めるのですが、これまた、どの塾のパンフレットにも「忘れた」がありません。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト→「忘れ」→ 再テスト
これのほうが、実体にそくしていますね。もっと言うと「再テスト」の前にもう一度解説や、演習が入りますから、次のようになります。
解説 → 演習 → 宿題 → 確認テスト → 「忘れ 」→ 再度、解説 や 演習 → 再テスト
こうしていると、1単元を仕上げるのに2、3単元分の時間と、エネルギーが必要です。
すぐ「忘れる」のは、気力と集中力が、たりない事が多いです。 
自分は、頭がワルイから… というのはいい訳です。
小学校、中学校と6年も7年も通って来たのです。 
学校の教科書は、文部省が、将来みんなが、学んで、働ける国民になるように、作っているのです。
どんなレベルの生徒さんも使えるようになっています。
( 教科書より高度なレベルの私立中学受験のテキストも、最近は、ずいぶん分かり易くなっています )
特別な才能があるひとだけに、書かれたものではありません。
やはり、教科書に載っている問題が、解けないということは、かなり「気力と集中力」が入ってなかった、からです。
自動販売機の缶コーヒーはお金を入れれば、必ず出てきます。  
しかし、勉強は、そうではない。 
病院でも自分が治す気持ちにならないと回復しないし、コンサートに行っても観客が乗らないと、アーチストも良い演奏はでき
ないでしょう。
気力と集中力を高めて、勉強してくださいね。
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