SheBelievesCupと健全なスポーツ

She Believes Cup とアングロサクソン

今年のアルガルベ杯には、アメリカ、世界ランク1位、ドイツ2位、フランス3位、イングランド5位が、出場しない。
じつは、昨年からアメリカでアルガルベ杯、キプロス杯と全く同時期に、She BelievesCup が開催しているのだ。
主旨はこうだ、「 世界ランクの4強チームを、アメリカに招待して、強いどうし競う。 
アルガルベはポルトガルの田舎なので、観客がいない。
アメリカのたくさんの人々の前で試合をして、ファンを増やし資金も作りたい」
しかし、いったい、スポーツでは強いチームと試合をしないと、強くなれない。
日本はもう強化のチャンスすら与えられないだろうか?
そしてSheBelievesCupの参加国ははじめから、決められていた。
開催説明には、「2016年( 2015年12月 )のランクを基準に決定、アメリカ、ドイツ、フランスは昨年も1、2、3位。 
当時4位の日本は五輪予選で、( リオ五輪予選 ) 忙しかったから、5位のイングランドをリプレイスした 」
これは、日本外しだろう。また、「決定ではないが2016年の開催の時のメンバーで、2017、2018年も開催する予定」ともある。
実際、今のランクではカナダが4位だから、今年はカナダが参加するはずだが、イングランドが招待されている。
今の日本は世界ランク7位で、SheBelievesCupの出場権はない。
しかし、だいたい、日本がアルガルベ杯に参加を初めて認められたのは、2011年、ドイツW杯、優勝の年だ。
その前年までは、キプロス杯に参加していた。
まあ、悔しまぎれの、うがった見方をすれば、貿易や知的財産の国際ルールはまず、アングロサクソンのアメリカやイギリスに有利だ。
そして、後進国が追い上げたら、ルールを変える。
きちんと見ていないと、試合の前の、情報戦、交渉で負けている。
日本サッカー協会も、Jリーグの放送権をイギリスの会社に売却した。 莫大な金額が入ったが、浮かれていないで、強化策や選手の福利をマネージしているのか?
また、売却先はオンライン賭博の胴元だが、法的、道徳的な問題は対処しているのか?
もともと、わたしが女子サッカーを応援しているのは、スポーツだけでなく、過度な商業性にならない、地域を大切に、性別の平等など、数かずの尊敬すべき点があったからだ。
FIFA の女子サッカーのサイトには「情熱、献身、信念」が目標とある。 実現を望む。
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2016年12月女子サッカー世界ランク、次回見直しは3月末。

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