私の文章作法
分かり易い文章とは、何でしょう?
一つは、はっきりした、明確な、誤解の余地のない文章です。 これは理系の論文や役所の文書や法律、契約などです。
特に日本語は主語がなくても成り立ちますから、欧米語と比べて不明確だと、よく述べられます。
しかし、主語がはっきりした理系の文章ばかりでは、面白みがありません。そこを逆手に取り、私流に書き換えてしまいましょう。
理系の文章 )
水は摂氏零度で氷になり、百度で水蒸気になる。零度から百度までは液体である。
明確ですが、面白くないですよね。
書き換え文 )
水は冷たくなると、凍え始める。零度にも下がると氷に姿を変える。
逆に、熱して沸騰させたら、水蒸気になってしまう。その時の温度は百度という。
普段、私たちが目にする液体の水とは、何と異なってしまうのだろう! その三態の変化には驚いてしまう。
上記のように感情をまじえ、文尾を工夫すれば、明確さを欠くが親しみやすくなりました。
理系の文章では、子どもたちの興味をひくのは難しい。 水を擬人化した物語にして 感情をこめた書き換え文の方が、印象に残りそうだ。
数学でも同じように、教科書や問題集が、難しいことがある。
たとえ話、説明の順序、以前の単元との比較、もう一行の解説で氷が溶けるように、わかるものだ。
いったん、わかったあとでは、ナーンダ、となるが、初めてでは何でもない事が難しいものです。
そこまでして塾の仕事だと思う。
化学は暗記も計算も面倒だ、頑張れ(^^)