文楽春公演−妹背山婦女庭訓

昨夜の雨でどうやら桜も、はや散りかけだ。

桜の季節は春の文楽公演である。

初日の土曜日には行けず、日曜日の夜大阪日本橋の国立文楽劇場に出かけた。
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「妹背山婦女庭訓」(いもせやま おんなていきん)は奈良県の吉野川のほとりにある妹山と背山のことで物語の展開する場所。

庭訓は論語で、庭の教え、家庭の教育。 女子の家庭教育のこと。

町娘のお三輪さんがお姫様の振る舞いを正す場面があり、それで婦女庭訓。

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中大兄皇子 ( 天智天皇 ) と藤原鎌足が、蘇我入鹿を滅ぼした大化改新が題材。

1771年に近松門左衛門の弟子、近松半二が作った。 当時でも千年も前のことだ。 歴史物、時代物である。

妹山の雛鳥(ひなどり)ちゃんと背山の久我之助 ( くがのすけ )君、両家は、ロミオとジュリエットのように仲が悪い。

二人の犠牲で両家は仲良くなるが、若い二人は死後にようやく結ばれる。

歴史ファンタジーと悲恋の合わせ技。 たいそうヒットして、数年で歌舞伎にもなった。 機会があれば是非ご覧くださいね。
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